⑤ あの日から 教師がそれを言ったら 泣く

　　あの日から

中二の終わり

最後の家庭訪問で担任は言った

「何もしてやれることはありません」　😥😥😥　

「来春には　どうかどうか　

　　　いじめっ子とクラスを離してください」

氷雨の中

畳に頭をこすりつけた

不登校の娘をかかえる母の願いなど

小さなものだ

セーラー服を着て「行ってきます」の笑顔が見たい

それだけ

新学期

まさかの同じクラス

なぜ　　　　　　　(。´･ω･)?　(。´･ω･)?

なぜ　　　　　　　(。´･ω･)?　(。´･ω･)?

賢い教師は　　汚点を残さない

いじめはなかったと　上に報告

あの日から

母も　学校が嫌いになりました

あんなに好きだった学校が　大嫌い　になりました

　　教師がそれを言ったら

「　おまえら虫けらが

　　　　おまえら人間のくずが　」

娘は　ぽつりと聞く

「あたしは　虫けら？」　🐛🐛🐛🐛🐛

遠い昔、娘３歳　猛暑の幼稚園

「朝顔さん、暑いね　あつい、あつい　

　お水を　どうぞ　」と水筒のお茶をさしだした娘

あの頃と変わらないまっすぐな瞳で

娘は母に尋ねる

「あたしは　虫けら？」　🐛🐛🐛🐛🐛

虫けらなものか

人間のくずなものか

教師が

虫けらと言ったらいかんやろう

教師が　それを言ったら

おしまいやろう

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウ

　　（　虫けらと学年主任は言った。　遠い遠い夏のこと　）

　　　　泣く

負けてたまるか

負けるもんか　と

言いながら　　隠れて泣く

親が泣いてどうする

子はもっと辛い　と

自分に言い聞かせて　後ろ向きで泣く

負けてたまるか

負けるもんか

そう言いながら

また　　泣く　

(´；ω；`)ｳｩｩ(´；ω；`)ｳｩｩ(´；ω；`)ｳｩｩ